うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

リアルほめ言葉

昨日はなかせさんの同窓生がライブをされるというので、

聴きに行きました。

実は皆さんご存知ありませんが、

なかせさんはぼく以上に辛辣なライブ評論家でして、

プロアマ問わず、めったなことでひとの演奏をほめることはないんです。

(了見が狭い!)

そのなかせさんが、なかなかええぇ~、面白いことやらはるぇ~

とリアルほめ言葉を言うので足を運んだのが、

伏見区のレミューズカフェ。予約で満席でした。

 

バンド名は「Two of みずすまし」

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その昔、MFQのコピーもやっていた4人組

「みずすまし」のおふたりということです。

ビートルズの「トゥー・オブ・アス」のもじりなのでしょうか。

東京から来られた片岡さんと、京都で活躍中の宮原さんのデュオでした。

 

片岡さんは男性的な良い声をなさっていて、

一方の宮原さんは定評のある歌唱力です。

おなじみアリスのスマッシュヒット曲をいくつか。

どれもアリスの代表曲じゃないけど、

知ってる人は知ってるかなというスレスレの線を行く選曲が

心地よかったです(曲名は失念! アリスよく知らないです)。

 

その他、「サウンド・オブ・サイレンス」「花嫁」など、

20曲くらい演奏されました。

リクエストされた曲がすぐできるというのと、

歌詞を全部暗記されているのがすごいと思いました。

うめなかには到底むり!

 

片岡さんのとぼけたようなMCがおかしくて、

いくつか印象に残ったことがありました。

 

はしだのりひこはフォーククルセダーズに三顧の礼で迎えられた

フォークル解散のあとデビューが決まり、端田宣彦は

3人目のメンバーとして、加藤和彦に求められて入ったそうです。

ドゥーディ・ランブラーズのコンサートを聴きに行った加藤和彦が感激して、

楽屋を訪ねたということなんですね。

北山修の音楽性は頼りにならないので、

端田宣彦の音楽性とあのテナーボイスが欲しかったんだそうです。

ドゥーディ・ランブラーズ

「真っ赤なリボンとおさげのあの娘」

レコードになっていて、この曲、ぼくも大学時代に、

バンドのリーダーに教えられてカバーしていました。

ドゥーディ・ランブラーズにいた藤原洪太という人が、

京都フォークの名曲「ままこ」をつくったんですねえ。

 

東京のフォーク酒場はシャイでかっこつけな男が多い

片岡さんは東京在住なので、フォーク酒場の出場経験があります。

といっても3000円のミュージックチャージを払ったお客さんは

だれでもがうたうことになるんですって。

土日は、我こそはという腕自慢、喉自慢が集まり、

それぞれの演奏を披露するわけですが、

たいがい一度呼ばれたくらいでは出て行かず(聴こえないふり)、

再度促されてようやく、「あ、ぼく? しょうがないなあ」

みたいな感じで、もったいつけて出ていくそうです。

これ、あとでPP&MコピーバンドBB&Mのポール役のボスに話したら、

「次、わしの番やろ! 言うて出ていかへんのか、東京は」って

驚いてはりました。

 

てな感じで、もっともっと楽しい話が聴けたのですが、

書いてるうちに「紙数」が尽きてしまいました。

このあと行ったパスタイムさんの話はまた明日にでも。