岩戸山、上がれるまでに随分まちました。
昨日は鉾の曳初めで、岩戸山に着いた時は曳初めが終わったところ、
これから、お客さんが上がれるように準備が始まったところでした。
岩戸山には山がつながる町屋をもっていないので、
20段ほどの階段を設営しなければならず、そらもう大仕事でした。
それを見物している間、鉾町の長老のお話を聞いて
祇園まつりを満喫することができました。
いま、鉾町にはホテルがたくさん建っきてて困ってる
とか、呉服屋さんばっかりだったのに、ほんとにひっそりしてしまったとかね。
その間も、鉾町の人たちは汗だくで設営です。
1時間半ほどまって提灯に灯がはいって、いよいよです。
すぐ北の船鉾のお囃子はもうはじまっていてね、
南北に涼しい風が吹いて、床几に座らせてもらっていた私達は
お囃子の聞きながらの夕涼みでした。
そうこうしてるうちに、岩戸山のお囃子さん達が山にあがって
コンチキチンが始まりました。
岩戸山はお囃子の最中でも山に上がらせてくれはって
山の上の熱気やすさまじい音を体験することができました。
こんなとこに座って演奏ってほんと怖ないですか。
と青年に質問してみました。
揺れますからねえ、でも揺れないとだめなんです。
て、そうですわね。揺れないとボキっとおれたり、倒れたりしますよね。
と言うことで、なかせが乗っても揺れはしませんが、
山や鉾はゆれるんです。
宵々山の前日、見物の人もほど良い人数。
夜の鉾町を楽しんできました。
明日からは屋台がでるそうですよ。